第87回臨床研修会開催 ご案内

日時:2018年7月1日(日)9:30〜17:00
講師:天野敦雄(大阪大学大学院歯学研究科長、日本口腔衛生学会理事)
講師:久保庭雅恵、関根伸一、坂中哲人、高田明比古(以上、日本口腔衛生学会認定医)
講師:竹内洋輝、山本理華子、岸本美香子、重本由希子他(予防歯科学教室医局員)
講師:山上千夏(大阪大学歯学部附属病院歯科衛生士主任)
予防歯科臨床において必要なプロセスには、@リスク判定に必要かつ十分な情報の収集、A得られた情報に基づくリスク分析、B個々のリスクに応じた最適な予防プログラムの立案、C患者の行動変容につながる科学的かつ平易な口腔衛生指導、D物理的・化学的手法を駆使した歯肉縁上プラークコントロールと歯質の脱灰/再石灰化バランスのコントロール、E的確な手技に基づく歯肉縁下デブライドメントの実施と口腔内の炎症のコントロール、が必須項目として挙げられます。なかでも、@〜Cまでの段階では、歯科医療従事者が対象疾患の病因論を正しく理解し、その知識を患者と共有することが求められます。今回の研修では、口腔内の二大感染症である歯周病とう蝕の最新病因論と、それに基づく予防歯科臨床についての講義を午前中に聴講していただき、午後に、予防歯科を診療室で実践するにあたってのエッセンスを相互実習形式で学んでいただく予定です。
【講義内容】
1.そこが知りたい、臨床・予防歯科(講義:天野、久保庭)
@最新の歯周病病因論と予防歯科臨床
A最新のう蝕病因論と予防歯科臨床
B口臭症、口腔乾燥症、知覚過敏、酸蝕症への対応法
2.ランチョンセミナー
3.2班に分かれて実習(予防歯科医局員)
@ TBI, Sc, PMTC 実習
それぞれのオーラルケアグッズの長所短所比較(新製品情報含む)
高精度縁上縁下デブライドメントを低侵襲・短時間に実施する技術
A リスクアセスメント実習
1)北欧型、アメリカ型カリエスリスクアセスメントの体験と比較
Cariogram vs CAMBRA
それぞれのリスク患者に対する個別指導案作成と説明実習手渡し文書例
2)歯周病細菌検査
チェアーサイドでの迅速検出法(スライドにて説明)リアルタイムPCRによる歯周病菌定量検出とその臨床的意義
BANAペリオ(歯周病菌特異的プロテアーゼ活性検出)
位相差顕微鏡 vs MilKin
【定員】14組28名(14施設よりDr1名+DH1名を推奨)
実習はDr(被験者)とDH(術者)のペアを想定しています。
注:Drの単独参加、DHの単独参加も可能。
その場合、実習相手は他施設の参加者または予防歯科医局員
【会費】
Dr 3万円(税込、器材費・昼食込)
DH 2万円(税込、器材費・昼食込)
【受講料】
歯科医師のみ参加 1名につき3万円
歯科医師1名と同伴のコ・デンタルスタッフ1名での参加 2名で5万円
日本歯科医師会生涯研修事業研修コード3001 4単位
日本歯科医師会生涯研修事業研修コード3408 4単位
日本歯科医師会生涯研修事業研修コード3498 4単位
大阪大学歯学部ホームページ( http//www.ousda.jp/)から、または大阪大学歯学部同窓会事務局まで電話にてお申込み下さい。ホームページからのお申込みに関しましては、コンビニやネットバンキングから会費の振込ができます。お電話にてお申込みの場合は、郵便振替用紙をお送りしますので郵便振込にて会費の納入をお願いいたします。いずれの場合にいたしましても会費の納入を確認した時点でお申込みの完了とさせていただきますので、お申込みのご連絡をいただいていても会費納入確認前に定員となってしまった場合には参加をお断りする場合がありますのでご了承ください。
6月15日(金)がお申込み締め切り日となっておりますが、
定員となり次第締め切らせていただきます。
【会員優待券の使用について】
当日会員優待券を持参された場合にキャッシュバックいたします。
【キャンセルについて】
お申込み締め切り日を過ぎてからのキャンセルは不可とさせていただきます。それ以前のキャンセルの場合は事務手数料を差し引いてご返金させていただきます。
〒565-0871 吹田市山田丘1- 8
大阪大学歯学部同窓会事務局
TEL.06-6875-1389(直通)
FAX.06-6875-1353(専用)
当日歯学部へは、千里門(微研前)、東門(医病前)からしか入れませんのでご注意下さい。